中小企業がクラウド活用で成功するポイント その7
2011.11.13 Sunday
さすがに、二回目の社長の呼び出しを受けた従業員の方は、今のところいませんが、その徹底した利用の定着化を行った成果が出始め、この導入を行った翌四半期からは、徐々に売上も上昇しつつあります。
クラウドコンピューティングというと、中小企業の企業業績を上昇させたり、業務効率を向上させたりと、まるで「神の手」のように思われていますが、実際のところは、この「神の手」も、上手く使う会社もあれば、「神の手」に足を引っ張られる会社もあるのも事実です。
中小企業で、クラウドコンピューティング導入を成功させるには、このようなポイントが必須となります。本文をお読みになられた経営者の方々の会社
で、もし、会議の議題、稟議書、部下からの上申にクラウドコンピューティング関連の内容が上がってきましたら、チェックリストを付記しますので、この項目
を網羅、説明されているか、起案者が説明出来るかをチェックしてみることをお勧めします。
チェック項目
クラウドサービスの利用目的が明確になっているか?クラウドサービス導入により予想される投資効果が明確に説明されているか?
システム買取、リース、クラウドサービスの利用料金の比較がされているか?
他の同様のクラウドサービスと費用、機能比較がされているか?
固定利用料金以外に変動する利用料金やオプション料金がないか?
自社の従業員のIT習熟度で、そのクラウドサービスが使いこなせるか?
他のシステムとの情報連携が出来るか、関わる既存のシステムはどれか?
他のシステムとの情報連携にどれぐらいの費用が掛かるのか?
クラウドサービス導入後の定着化、活用法についての施策は何か?
検討から定着化まで、プロジェクト全体を指揮出来る担当者、専門家はいるか?