中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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中小企業がクラウド活用で成功するポイント その3
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    定着化は経営者主導で!






    無事、クラウドサービスの検討、導入を終えて、いざ、クラウドサービスを使い始めてからも、様々な問題が出てきます。その中での一番大きな問題は、クラウドサービスが社内で定着化しないということです。






    このような新しい仕組みを入れても、多くの従業員はなかなか新しいものへの抵抗感を表し、「使い勝手が良くない」とか、「前のやり方のほうが効率的だった」などと、使わない理由を並べ始めるのです。






    これは、どんな素晴らしいクラウドサービスを導入したとしても、新しいやり方への抵抗感をすぐに拭い去ることは出来ません。特に中小企業では、大企

    業ほど、システム化が進んでおらず、従業員のITリテラシーもあまり高くはありません。この問題を解決する方法は、従業員が一日でも早く、そのシステムを

    使いこなし、慣れるしかないのです。






    そこで、導入を成功させるためには、経営者自らが先頭に立って、従業員がクラウドサービスを使うことを定着化させることが必要です。






    例えば、その日の営業報告は、毎日、夜の8時までに顧客管理のクラウドサービスに入力し、入力の完了していない営業担当者へは、翌日朝一番に、経営者自らが連絡して、指導をするなど、経営者自らが導入したクラウドサービスの定着化と活用の強い意志を示す必要が必要です。

    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | クラウドコンピューティング全般 | 07:19 | - | - | - | - |
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