中小企業がクラウド活用で成功するポイント その3
2011.11.09 Wednesday
定着化は経営者主導で!
無事、クラウドサービスの検討、導入を終えて、いざ、クラウドサービスを使い始めてからも、様々な問題が出てきます。その中での一番大きな問題は、クラウドサービスが社内で定着化しないということです。
このような新しい仕組みを入れても、多くの従業員はなかなか新しいものへの抵抗感を表し、「使い勝手が良くない」とか、「前のやり方のほうが効率的だった」などと、使わない理由を並べ始めるのです。
これは、どんな素晴らしいクラウドサービスを導入したとしても、新しいやり方への抵抗感をすぐに拭い去ることは出来ません。特に中小企業では、大企
業ほど、システム化が進んでおらず、従業員のITリテラシーもあまり高くはありません。この問題を解決する方法は、従業員が一日でも早く、そのシステムを
使いこなし、慣れるしかないのです。
そこで、導入を成功させるためには、経営者自らが先頭に立って、従業員がクラウドサービスを使うことを定着化させることが必要です。
例えば、その日の営業報告は、毎日、夜の8時までに顧客管理のクラウドサービスに入力し、入力の完了していない営業担当者へは、翌日朝一番に、経営者自らが連絡して、指導をするなど、経営者自らが導入したクラウドサービスの定着化と活用の強い意志を示す必要が必要です。