中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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Apple Watchによるリアルタイムコミュニーションの実現
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    「Apple Watchによるリアルタイムコミュニーションの実現」

     

    日本クラウドコンピューティング株式会社

    代表執行役 ITコンサルタント 

    清水 圭一

     

     

     Apple Watchに代表されるスマートウォッチが一般消費者向けに売り上げを伸ばしています。

     

    しかしながら、スマートフォンこそ企業での利用が当たり前になりましたが、スマートウォッチを業務で利用していると言うケースは、まだまだ一般的ではありません。

     

     

     しかしながら、このスマートウォッチですが、今までスマートフォンを業務中に使うことが出来なかった特定の職種や業務に従事する従業員、また、緊急事態が発生した場合に一分一秒でも確実に連絡が取れなければならない会社の幹部や、一分一秒が人命を左右するような医療従事者の連絡手段として、スマートウォッチを導入する企業や団体も見受けられるようになりました。

     

     

     今回は、スマートウォッチの特徴と、どのような職種や立場の従業員が利用すると、効果的かを解説していきます。

     

     

    スマートウォッチとは?

     

     スマートウォッチとは、時計に通信機能を持たせ、スマートフォンやパソコンがなくても、時計の画面上でメールやメッセージの確認、また地図やアプリの操作、また電話と同じように音声通話ができる多機能の時計です。

     

    代表的なものとして、アップルが販売しているApple Watchがあります。

     

    人体に装着して利用するウェアブルデバイスの一つとしても位置付けられています。

     

     

    携帯電話やスマートフォンを持ち込めない従業員向けに

     

     データセンターやコールセンターといった職場では、オフィス内に携帯電話やスマートフォンを持ち込むことが禁止されているところが多くあります。

     

    携帯電話やスマートフォンをデーターセンターやコールセンターに持ち込めない大きな理由は、カメラやデータ保管のためのインターフェイスがあるため、そこから情報漏洩などの事故が起こることを避けるためです。

     

     

     その際に困るのが、緊急連絡を行う際の連絡手段です。

     

    固定電話に電話をして相手が捕まれば良いのですが、固定電話の前にその相手がいるとは限りません。

     

     

     当社の顧客での事例ですが、IT機器の保守サポート業務を行っている会社があります。

     

    この会社では、自社のエンジニアが作業のためにデータセンターに入館してしまうと、そのエンジニアに緊急で知らせたいことや、本社側からそのエンジニアに円滑な業務遂行のための後方支援を電話で行おうと思っても、カメラ付きの携帯電話やスマートフォンの持ち込みができないために、その作業が終わるまで、外部との連絡ができない状態になっていました。

     

     

     そういったことを解決するために、スマートウォッチ単独で通信、通話ができるApple Watchのセルラーモデルを保守サポートエンジニアに支給することにいたしました。

     

    携帯電話と同じように通話に使うことができますし、カメラや外部の機器と接続するための物理的なインターフェイスも備わっていません。

     

    顧客のデータセンターの持ち込み可能物品のセキュリティー要件をクリアできることも多く、保守サポート業務を本社にいるスタッフの後方支援を受けながら、円滑に進めることができるようになりました。

     

     

    スマートフォンを見れない従業員への連絡手段

     

     店舗などで接客を行っている従業員は、業務上の緊急性のあるメールやメッセージを受信したとしても、お客様への配慮やマナーの観点から、スマートフォンを出して確認することができない職種もあります。

     

     

     このような職種の方に、会社側が緊急に伝えたいことがあっても、直接、その場に行って伝えるか、固定電話で呼び出すかしか方法はありません。

     

    その場合、スマートウォッチは常に腕についていますので、メッセージやメールを送信すれば、従業員は時計をちょっと見るような仕草で、緊急性のある大事なメッセージやメールを見ることもできます。

     

     

    緊急連絡が必要な会社の幹部や医療従事者向けに

     

     スマートウォッチの代表格であるApple Watchは防水機能を備えていますので、例えばプールで水泳中であっても、自宅で入浴中であっても、ジョギング中であっても、常に通信が行われ、電話の着信やメールの送受信をすることができます。

     

     

     普通の従業員はここまで緊急性ある連絡があることは滅多にありません。

     

    しかし、一分一秒の争う緊急事態の際に必ず連絡をとることができなければならない会社の幹部や医師などの医療従事者は、Apple Watchを支給することにより、常に肌身離さず通信手段を装着することになり、たまたま、緊急連絡が必要な時に、携帯電話がカバンの中に入ってたからとか、お風呂に入っていたからとかという理由により、連絡が取れずに、大きな損失や問題になるということが回避出来る可能性が高まるのです。

     

     

     スマートウォッチの登場により、今までスマートフォンや携帯電話によるリアルタイムコミニケーションの恩恵を受けられなかった職種の従業員や、どんな時でも緊急連絡を取れる状態にしなければならない立場の従業員が、スマートウォッチという身軽な通信装置に変わることにより、それが可能となってきたのです。

     

    通信端末の進化により、いつでもどこでもどんな時でも従業員と情報共有をする機会がより広がったのです。

     

     

     スマートウォッチ、さらには、将来的には、自分の眼球や脳に組み込むようなウェアラブルデバイスが開発されるといわれています。

     

    スマートウォッチは、その入り口に過ぎません。

     

    このICTの進化の一つが、貴社業務に貢献できるのであれば、活用を検討してみてはいかがでしょうか?

    JUGEMテーマ:ビジネス

    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | ソーシャルメディア活用 | 07:00 | - | - | - | - |
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