中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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スマートスピーカーで働き方が変わる
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    「スマートスピーカーで働き方が変わる」

     

    日本クラウドコンピューティング株式会社

    代表執行役 ITコンサルタント 

    清水 圭一

     

     

     スマートスピーカをご存知でしょうか?ここ最近GoogleやAmazon、LINEなど各社から発売されており、家電量販店やインターネットショッピングサイトを賑わせています。

     

    調査会社のGatnerのレポートでは、世界のスマートスピーカーの市場規模は、2015年3.6億ドルから、2020年には21億ドルに急成長すると予想しています。

     

     

     今まで、スマートフォンやパソコンからコンピューターやクラウドに対して命令を出したり、情報の送受信をおこなっていました。

     

    しかし、スマートスピーカーによって、スマートフォンやパソコンからではなく、スピーカーとマイクによる命令、情報の送受信が可能になったのです。

     

    つまり、スマートスピーカーの登場によって、音声という第3の出入力装置を手にいれたのです。

     

    スマートスピーカーは、人間の音声を認識し、それに従った命令や情報をクラウドやコンピューターに受発信が可能になったのです。

     

     

     このことによって、今までコンピューターやスマートフォンを操作したことがない人、また、手が使えない運転中や作業中であっても、コンピューターやクラウドが使えるようになったのです。

     

     

     今回は、このスマートスピーカーの機能や会社の業務にどのように役立てるか、解説していきたいと思います。

     

     

    スマートスピーカーの基本と利用例

     

     スマートスピーカーには、マイクとスピーカー、そしてインターネットに接続するネットワーク機能が備えられています。

     

    マイクが人間の音声を認識して、それをクラウド上にあるコンピューターに送り、コンピューター上で稼働する人工知能が、その回答をインターネットを通じてスピーカーから音声で回答する仕組みです。

     

     

     例えば、「今日のスケジュールは?」とスマートスピーカーに尋ねれば、スマートスピーカーからその情報がクラウド上のコンピューターに送られ、コンピューターはその指示を送った人のスケジューラー情報を参照して、その情報を読み上げる音声データを返答します。

     

    例えば、受け答えとしては、「本日は朝9時から山田社長訪問、11時から営業部で会議、12時から取引先と会食」といった具合に、応答してくれます。

     

     

     他にも、「今日の日経平均は?」「東京の今日の天気は?」と尋ねれば、適切な情報をインターネット上で検索し、その回答を音声で返答してくれます。

     

     

     スマートスピーカーの機能は、音声でインターネット上の情報を検索して、応答するだけではありません。

     

    家電などの操作もできるのです。「明かりをつけて」と言えば照明器具のスイッチが入り、「掃除をして」といえば、ロボット掃除機が掃除を開始するといったように、スマートスピーカーと連携する機器も音声で操作することができるのです。

     

     

     こういった機能は、スマートスピーカーを提供する側が事前に、その音声による指示できるようにプログラミングをして、適切な返答あるいは動かすを設定しています。

     

    例えば、アマゾンが提供するスマートスピーカーでは、これを「スキル」と呼んでます。

     

     

     このスキルは、使う人によってカスタマイズをしたり、あるいは専用のものを作ることもできるのです。

     

    現在でも、某飲食店等は、この音声スピーカーのから注文を受け付けて、出前の注文を受けることができます。

     

    それ以外にも、語学の勉強や子供の話し相手など、音声でのコミュニケーションという点から、語学学習の相性は非常に良いものとなっています。

     

     

    簡単な業務はスマートスピーカーで対応

     

     実際に、各企業でこのスマートスピーカーを活用するとすれば、社内の来客用会議室にスマートスピーカーを設置します。

     

    会議の主催者が「お茶を5人分会議室に持ってきて」とスマートスピーカーに向かって依頼をすれば、その情報を受付や業務委託するするカフェに配信し、お茶を持ってくるといった具合です。

     

     

     また、受付にこの音声スピーカーを設置して、来客者の方が来訪先の名前を告げることによって、自動的に来訪先社員に通知をしたり、予約してある会議室名や行き方を案内をしたりといった仕組みづくりが可能です。

     

     

    スマートスピーカーと業務の連携

     

     車で外出することが多い営業社員の車や、運送業であればトラックなどにスマートスピーカーを設置することによって、本社からの指示メールを自動的に読み上げたり、あるいは、社員から本社への連絡に利用なども、今後の機能強化によっては利用できることが考えれます。

     

     

     また、最近ではMicrosoftがWindows10のCortana、HP、Acer、AsusはWindows 10搭載のPCにAmaoznの音声AIエンジンAlexaと連携を発表するなど、既存のITサービスと連携を深める動きが活発になっています。

     

    今後、連携が深まれば、例えば、視覚障害者の方であっても、社内のメールを書いたり、あるいはそのメールを読み上げてもらうことによって健常者とに近い業務ができるようになったりすることも考えられますし、仕事のメールは通勤中や移動中に音声で聞く、顧客管理システムや稟議システムの入力や承認は、音声で入力や確認をしたり、発注や手配も、移動中の車で音声で出来る時代も近づいています。

     

    実際のamazonが販売するスマートスピーカーは音声で商品を購入することもできます。

     

     

     スマートスピーカーは一般家庭や消費者のためだけのものではなく、今までパソコンやスマートフォンを使うことが困難であった職場、職種、人たちに、新たな仕事の仕方や選択肢を提供できる可能性が広がってきます。

     

    まだまだ、黎明期の製品、技術ではありますが、これを機会に社内業務での活用を検討してみてはいかがでしょうか?

    JUGEMテーマ:ビジネス

    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | クラウドコンピューティング全般 | 07:00 | - | - | - | - |
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