中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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ワークスタイル変革に必要な通信費用はテザリングを活用して削減できる
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    「ワークスタイル変革に必要な通信費用はテザリングを活用して削減できる」

     

    日本クラウドコンピューティング株式会社

    代表取締役社長 清水圭一

     

     

    ワークスタイル変革は国家戦略へ

     

     東日本大震災の発生直後に多くの企業が関心を持ったワークスタイル変革が、また、注目を浴び始めています。これは、ワークスタイル変革を実現するためのテレワークを推進する施策を政府が打ち出しているためです。

     

    閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」では、2020年にはテレワーク導入企業を2012年度比で3倍、週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカー数を全労働者数の10%以上にすることを目標として掲げています。

     

     

     アベノミクスの成長戦略を具体的に示した「日本再興戦略―未来への挑戦」でも、テレワークの重要性を訴えており、2017年度から「モデルの普及」を推進する計画です。

     

    このほかにも、総務省や国土交通省、厚生労働省などがテレワークに関する施策を打ち出しています。

     

     

     一般的にがテレワーク導入は、以下の効果があると言われています。

     

    (1)生産性の向上、

     

    (2)ワーク・ライフ・バランスの実現

     

    (3)優秀な社員の確保

     

    (4)オフィスコスト削減

     

    (5)雇用創出と労働力創造

     

    (6)事業継続性の確保(BCP)

     

    (7)環境負荷の軽減

     

     

    テレワーク導入の壁は、通信コスト

     

     経営的にもメリットが大きいテレワークですが、導入コストもかかることから、簡単に踏み切るれるものではありませんでした。

     

    従業員の自宅であれば、自宅のインターネット回線をテレワーク時にも利用してもらえば良いのですが、自宅以外の場所でテレワークを行う場合は、モバイルルーターなどを従業員に支給する必要があります。

     

    特に継続的に毎月発生し、大きな比重を占める通信費用は、企業にとって負担でした。

     

    しかしなら、ここ最近の携帯電話会社の料金プランに大きな動きがあり、これをうまく活用することによって、新たな通信費用が必要がないばかりか、大きく削減することもできます。

     

    今回は、ワークスタイル変革を行い、通信費用まで削減する方法をご紹介したいと思います。

     

     

    通信コスト削減の鍵はテザリング

     

     携帯電話の申し込みは乗り換えの際に、「テザリングオプションに入りますか?」と聞かれることがあるかと思います。

     

    このテザリングとは、スマートフォンの利用時に使っているインターネット接続の通信を、別のタブレットやパソコンなどの通信機器と、相乗りをして利用することです。

     

    つまり、スマートフォンのインターネット通信の契約一つで、複数台のインターネット接続端末が利用できてしまうのです。

     

    つまり、従業員に業務用のスマートフォンを支給しているのであれば、テレワークでパソコンやタブレットを利用して仕事をしてもらう際も、モバイルルーターやタブレット用の回線を更に契約する必要はないのです。

     

     

     また、スマートフォンの電波カバー率を考えると、日本全国、ほぼどこでも利用出来、高層ビルや地下、山間部などの電話状況が悪かった場所も、どんどんと電波状況が改善されていますので、モバイルルーターと比べてもスマートフォンに軍配が上がります。

     

    通信速度は、モバイルルーターの方が速度が速い場合が多いのですが、動画などの大量に短時間で通信をすることが少ない業務利用の場合は、体感的な速度の差も感じることは少ないです。

     

     

    大容量パケット通信プランの登場が流れを変えた

     

     今までは、パケット通信量の制約などで、パソコンやタブレットを外出先で使う場合、通信量制限のないモバイルルーターを更に契約して、併用するケースが多くありました。

     

    しかしながら、ソフトバンクモバイルやauが発表したプランは両社とも月額六千円で20GBのパケット通信が利用できます。

     

    このような大容量パケット通信の定額格安サービスの開始によって、仕事でメールや業務システムの利用、画面共有による電話会議程度で利用する用途であれば、十分に定額制の範囲内で通信量は収まってしまうのです。

     

     

     また、このスマートフォンの大容量パケット通信の定額制サービスに契約変更を行い、テザリングを利用することで、今までスマートフォン以外にも外出先でのタブレットやパソコン用に支給をしていたモバイルルーターの利用をやめてしまうことも出来ます。

     

    外回りの多い営業担当者などを多くか抱える会社では、大幅な通信料金の削減になるだけでなく、モバイルルーターの端末に関わる管理コストや経費精算に関わる手間なども削減することが出来てしまうのです。

     

     

    ワークスタイル変革で、従業員の量の確保と質の向上へ

     

     つまり、今、従業員に支給しているスマートフォンの契約変更を行うだけで、テレワークを実施するにあたり大きな費用負担となっている通信費用が、月額千円程度の費用アップ、場合によってはコスト削減まで出来てしまうのです。

     

     

     テレワークは生産性の向上だけを目的としたものではありません。

     

    経済のグローバル化と少子高齢化の中で、働き手の量の確保と質の向上することが多くの企業で中長期的な経営課題となっており、そのためにもテレワーク環境を整備して、ワークスタイル変革を行うことが有効な解決策の一つになっています。

     

     

     モバイル通信も新たな大競争時代に入り、これらを活用し、工夫次第で、このように追加のコスト負担を減らして、テレワークを実現することが出来ます。

     

    これを機会に、ワークスタイルの変革に向けて、検討を進めてみてはいかがでしょうか?

    JUGEMテーマ:ビジネス

    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | ソーシャルメディア活用 | 07:00 | - | - | - | - |
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