中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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中小企業のITシステムの災害対策で必ずやるべきことは1つだけ その2
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    ICTシステムの災害対策で本当に重要なことは1つだけ

     

    ICTシステムの災害対策というと、いかなる場合も業務を継続したり、あるいは短時間で復旧したりと、完璧な災害対策を行うことを目指しがちです。

     

    もちろん、資金に余裕のある企業や社会インフラを提供するような金融業や通信業などは、そこまで目指す必要があります。

     

    しかし、大部分の企業では、被災した場合は、従業員も仕事どころではなくなりますし、お客様も被災している企業に、商品やサービスの提供を継続しろとは言いません。

     

    被災した企業にとって一番大切なのはのは、その企業にとって、一番大切なものを守り抜くことなのです。それは、お金であり、従業員であり、お客様です。それを守り抜いて、被災後に、もう一度、ビジネスを再開することが出来れば良いのです。

     

     

    この大切なお金、従業員、お客様をICT流にいうとデータです。

     

    お客様データがあれば、また営業を再開出来ますし、従業員の社会保険データや給与データがあれば、被災後も従業員に迅速に給与を支払したり、社会保険の利用などを支援して、安心して働いてもらうことができます。

     

    そして、取引先の売掛金や請求データが残っていれば、運転資金が不足するリスクも軽減できます。

     

     

    ICTシステムの災害対策で一番重要なのは、このような企業内のデータをすべて守り抜くことなのです。

     

    火事の多かった江戸時代、商家では、火事が起きるとすぐに大福帳と呼ばれる帳簿を井戸に投げ込んだといいます。店舗や商品を失っても、大福帳があれば、いずれ商売は再開できます。大福帳は現在で企業にあるデータなのです。

     

    その3に続く

     

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    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | 災害対策・BCP | 02:18 | - | - | - | - |
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