中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
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ビックデータが変える総務の戦略的な役割 その2
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    社内コミュニケーションが業績に与える影響をビッグデータから判断

    社内で業務上のコミュニケーションが上手く行っているかどうか、また、それが企業業績に与える影響を調べるためにもビッグデータは活用出来ます。そのために社内の異なる部門同士で行なわれている内線電話の通話内容を自動でテキスト化したものや、メールの内容、オフィスの入退室ログデータから、誰がどこに、どんな内容の通信をしているかを統計的に集めたり、社内の誰がどの部門に何時に行くことが多いかなどの情報を集めて解析します。


    電話やメールの内容のポジティブな単語が10パーセントを超え、異なる部門のオフィス同士の人の行き交いが7パーセント増加する毎に、会社の利益が2パーセント増えるなど、意外なデータの相関関係を発見出来るのです。

    これを元に、総務担当者は、社内イベントや社内報の改善など、社内コミュニケーションの向上施策を、予測効果を具体的に数字に表して、企画、実施をすることが出来るのです。


    無意味なデータ同士の相関関係を見つけられるかが活用のポイント

    ここで重要なのは、様々な意思決定をするための基礎となるデータを適切に収集し、これらの無意味な数々のデータから、企業業績に貢献出来るデータの相関関係を見つけ出すことが重要になります。

    オフィスの移転の例で言えば、”オフィスの所在地を東京駅から徒歩5分圏内に変えることにより、従業員の生産性が20パーセント以上向上”といった具合に、その企業にとっての法則を見つけ出せるかどうかになります。

    ビッグデータの活用で総務の仕事はより戦略的に!

    企業経営を航海に、ビッグデータを航海装備に例えれば、今まで一枚の海図と船長の経験と感を頼りにし、めまぐるしく変わる気象の変化に直前まで気付かず、その場しのぎで大海原を航海をしていた船が、高精度なナビゲーションシステムと気象レーダーなどの航海装備を備えて、目的地の方向を正確に捉えながら、気象の変化を事前に察知しながら航行出来るようになるぐらいの違いがあります。ビッグデータの活用が出来るか否かは、それぐらい企業経営にインパクトがあると言われています。

    ビッグデータの活用というと、営業やマーケティングの分野ばかりと考えがちですが、そうではありません。総務が自社が持っているヒト・モノ・カネの経営資源の流れや、それらが産み出したり消費したりしているものを全てデータで捉えて、相関関係を見つけ出し、精度の高い未来予測を具体的な数字で行なっていくことが出来るようになると、オフィスの移転検討や社内報の発行までもが、企業業績に多くな影響があることがわかってきます。このように、ビッグデータ活用をすることにより、総務の仕事は企業にとって、より戦略的な位置付けになってくるのです。

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    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | ビッグデータ IoT | 02:59 | - | - | - | - |
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