社員の現在位置までわかる!IDカードの最新動向
多くの企業で従業員に配布しているIDカードですが、こちらも大きな進歩をしております。
オフィスに入る際のカードキーの機能があるだけでなく、無線タグが内蔵されたIDカードも出てきました。
この無線タグにより従業員が執務場所のどのエリアにいるかをリアルタイムで管理者が把握をすることが出来ます。
この無線タグ付きのIDカードを持った従業員や来客の現在位置が表示され、さらに業務に関係のないエリアに立ち入ったりすると通報される仕組みとなっています。
有価証券や現金などを扱う場所や、コンピューターのデータセンターなどセキュリティレベルが高い場所で活用が見込まれる他、危険が伴う工事現場や施設内で、もし万が一、事故が発生した場合の救出の手がかりとして利用されるケースなどが想定されています。
IDカードの中には、エレベーターの管理システムと連携しているものもあり、あらかじめ設定した利用階以外で降りれないように、エレベーターの行き先ボタンの操作の制限を掛けたものや、洗浄・着替え・測定といった一定の動作をすべてIDカードに記憶して、その動作がすべて完了していない限りは、扉が開かないという食品工場や危険物取扱区域事業所向けのIDカードシステムなども登場しています。
その3へ続く
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