設備、備品管理でのIoT活用例
文房具などの用度品や備品、企業所有地内にある植物や、フリーアドレスオフィスの机などにも、小型のセンサーを内蔵した通信端末を取り付けることにより、よりリアルタイムで省力化した維持管理を行なうことが出来ます。文房具や用度品を置いてある各拠点や各部門の棚や引き出に重量を計測したり、置いてあるモノと数量を判別出来るセンサーを置いておき、数量が少なくなると、インターネットを介して、自動発注される仕組みで、在庫を最適化して、業務も省力化出来ます。
また、企業所有地内にある植物なども、温度、湿度、日照などが計測出来る小型のセンターを取り付けることによって、今までのように決まった時間の自動潅水ではなく、樹木の土壌の状態やその日の天気や気候に応じた潅水や維持管理が出来るようになり、樹木の適切な育成とコスト削減にも活用出来るのです。
フリーアドレスにしている机にセンサーを内蔵させることによりって、利用者へのデスクの空席場所の情報提供や稼働率だけでなく、従業員のICタグなどとの連携により、誰がどこに座っているかも把握出来ますので、その情報を社内で共有することによって、直接、同僚と会って話したい時なども、誰がどこに座っているかをリアルタイムに知ることが出来ます。
総務業務に近い位置にあるIoTの活用
IoTという単語は、一見するとバズワードのような印象を受けますが、IDC Japanの調べでは、IoTは2020年に約3兆400億ドル、300億個機器の巨大市場になると言われており、AmazonやGoogle、Appleなどのインターネット関連企業が、先行者利益を取ろうと、様々なサービスや製品の開発に取り組み始めています。特に総務部門のように経営に近い位置で「人」「モノ」「金」を扱っている仕事をしている部門にとっては、様々な活用例やアイデアが出てくるのではないかと思います。一度、自社にとってのIoT活用法を検討してみてはいかがでしょうか。
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