中小企業向けITコンサルティング専門会社、日本クラウドコンピューティング株式会社代表取締役社長、中小企業経営イノベーション協議会会長を務める清水圭一のブログです。中小企業経営者向けに講演、コンサルティング、ITシステム開発を行っております。現在、『月刊総務』にてICTコラムを連載中。
中小企業のITシステムの災害対策で必ずやるべきことは1つだけ その3
0

    現代の大福帳であるデータを守り抜くには?

     

    企業内のデータの所在は、ICTシステム内のサーバー、従業員のパソコンやタブレットやスマートフォンにあります。

     

    これらのデータを定期的にバックアップを行い、そのバックアップを遠隔地の倉庫やデータセンターに送信するというのが一般的な方法です。定期的にバックアップは、情報システム部がしっかりとした運用体制で行っています。

     

    しかしながら、情報システム部がない中小企業などは、担当者や個人任せになっているケースが多く、しっかりと運用できているケースは稀です。

     

    そこで、クラウドを利用して、インターネット経由で、自動的にバックアップデータをクラウドに送ってしまう方法が、手間もコストもかからず、最適な方法になります。

     

    クラウドにバックアップデータを自動転送する仕組みは、セキュリティレベルやデータの容量、転送スピードなどの要件により、日本を代表する大手ICT企業が提供するサービスから、dropboxなど一般ユーザー向けの無料のサービスまで、様々な選択肢があります。

     

    ここでは詳細な説明は割愛しますが、現在、データを保護する対策を何もしていない企業は、これから一秒後に起こるかもしれないデータ消失を起こさないために、早急に対策を行うことをお勧めします。

     

    災害だけでなく、パソコンが故障したり、悪意のあるコンピューターウイルス、操作ミスなどでデータが消失することも日常茶飯事です。そして、一度、消えたデータは戻ってこないのです。

     

    その4に続く

     

    JUGEMテーマ:ビジネス

    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | 災害対策・BCP | 02:18 | - | - | - | - |
    中小企業のITシステムの災害対策で必ずやるべきことは1つだけ その1
    0

      ICTシステムの災害対策の現状

       

      東日本大震災から5年が経ちました。震災直後は多くの企業でICTの災害対策の実施に向けて動き出しましたが、予想以上に多額の費用がかかることから、途中で頓挫してしまったり、一度は完成したものの、その後の維持管理運用ができておらず、いざ被災した場合、その対策が有効に働くものとはなっていない企業が多く見受けらます。

       

      金融業などの一部の業種を除いては、災害対策は法的にも対応が必要なものではありません。また、保険的な意味が意味合いが強いことから、経営課題としての優先順位を下げざるを得ない状況になりやすいのです。

       

      しかしながら、いざ、企業が地震、津波、火災などの被害にあった時、対策を行っていなかったがために、廃業、倒産にまで追い込まれることも少なくありません。

       

      特に、ICTを使って多くの業務処理を行っている現代では、ICTシステムの停止やデータの消失は、ICTシステムそのものが、その企業の業務プロセスであり、営業であり、資金回収なのです。東日本大震災の際も、津波や火災の被害を受け、ICTシステムを失った企業が直面したのは、顧客データを失い、営業が再開出来ないこと、売掛金が回収できないことにより運転資金が底をついたことでした。

       

      今回は、ICTシステムの災害対策を行う際のポイントについて、解説していきたいと思います。

       

      その2に続く

       

      JUGEMテーマ:ビジネス

      Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | 災害対策・BCP | 02:16 | - | - | - | - |
      中小企業のITシステムの災害対策で必ずやるべきことは1つだけ その2
      0

        ICTシステムの災害対策で本当に重要なことは1つだけ

         

        ICTシステムの災害対策というと、いかなる場合も業務を継続したり、あるいは短時間で復旧したりと、完璧な災害対策を行うことを目指しがちです。

         

        もちろん、資金に余裕のある企業や社会インフラを提供するような金融業や通信業などは、そこまで目指す必要があります。

         

        しかし、大部分の企業では、被災した場合は、従業員も仕事どころではなくなりますし、お客様も被災している企業に、商品やサービスの提供を継続しろとは言いません。

         

        被災した企業にとって一番大切なのはのは、その企業にとって、一番大切なものを守り抜くことなのです。それは、お金であり、従業員であり、お客様です。それを守り抜いて、被災後に、もう一度、ビジネスを再開することが出来れば良いのです。

         

         

        この大切なお金、従業員、お客様をICT流にいうとデータです。

         

        お客様データがあれば、また営業を再開出来ますし、従業員の社会保険データや給与データがあれば、被災後も従業員に迅速に給与を支払したり、社会保険の利用などを支援して、安心して働いてもらうことができます。

         

        そして、取引先の売掛金や請求データが残っていれば、運転資金が不足するリスクも軽減できます。

         

         

        ICTシステムの災害対策で一番重要なのは、このような企業内のデータをすべて守り抜くことなのです。

         

        火事の多かった江戸時代、商家では、火事が起きるとすぐに大福帳と呼ばれる帳簿を井戸に投げ込んだといいます。店舗や商品を失っても、大福帳があれば、いずれ商売は再開できます。大福帳は現在で企業にあるデータなのです。

         

        その3に続く

         

        JUGEMテーマ:ビジネス

        Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | 災害対策・BCP | 02:18 | - | - | - | - |
        中小企業のITシステムの災害対策で必ずやるべきことは1つだけ その4
        0

          クラウドを使うと災害対策が付いてくる

           

          ICTの災害対策の手間を削減したいのであれば、業務システムを極力、クラウドサービスに切り替えるという方法もあります。ほとんどのクラウドサービスでは、クラウドサービスの提供者側が、データを二重化あるいは、冗長化された方法で保管を行い、定期的なバックアップを行っています。

           

          また、クラウドサービスのシステムが設置されているデータセンターは、地震や津波のリスクが低い場所に建てられていることがほとんどです。クラウドサービスによっては、遠隔地の別のセンターにデータをバックアップしているものもありますので、クラウドにデータを置いておけば、災害対策にもなるというメリットもあります。

           

          ICTの災害対策では、完璧を求めるが故に、コストが膨れ上がり頓挫したり、検討が進まないことがほとんどです。しかし、本当に大切なことは、データを守りきるということだけです。最悪の事態にならないための対策こそ、優先度が高い経営課題なのではないでしょうか。

           

          JUGEMテーマ:ビジネス

           

           

           

          Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | 災害対策・BCP | 06:53 | - | - | - | - |
          中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その6
          0

            シンギュラリティを受け入れる

             

            長年、企業を経営したり、会社員を続けているとシンギュラリティが現実となり、企業の業務が変容を迫られることに遭遇します。

             

            40年間の会社員生活をしている人であれば、紙とソロバンと電卓で仕事していた時代から、パソコンの登場によって仕事は紙と電卓からパソコンで行うようになり、携帯電話の登場で、どこでも連絡が取れるようになり、インターネットの登場によって、一斉同報・共有ができるメールでの仕事がコミュニケーションの中心となり、クラウドの登場によって、いつでも、どこでも、どんな時でも仕事ができるようになり、といった具合に劇的な変化を経験しています。

             

            この変化を受け入れなければ、仕事を奪われ、企業は継続できなかったはずです。

             

            次のシンギュラリティをもたらすと言われているAIに、中小企業の経営者が積極的に関わっていくのも、企業全体に変化を受け入れる風土を作る一助になるのではないかと思います。

             

            JUGEMテーマ:ビジネス

            Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:15 | - | - | - | - |
            中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その5
            0

              AIはシンギュラリティの牽引役


              シンギュラリティとは、テクノロジーが革新的な進歩を遂げて社会を変容される説を言います。

               

              例えば、産業革命によって大量生産が可能になり、手工業職人の仕事が大きく減りました。

               

              最近ではIT革命によって仕事やコミュニケーションなど、多くのプロセスはコンピューター上で処理されるようになり、パソコンが使えない人がオフィスワークをすることが出来ない時代になりました。

               

              このシンギュラリティが、次はAIによって2045年にもたらされると言われています。

               

              つまり、2045年にAI革命が起きると言われているのです。

               

              そして、今ある多くの定型的な仕事はなくなってしまう世の中になるかもしれないのです。

               

              その6に続く

               

              JUGEMテーマ:ビジネス

              Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:15 | - | - | - | - |
              中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その4
              0

                AIが社員の幸福度を高めるアドバイスも!


                日立製作所は社員の幸福度をアドバイスするAIを開発し、2016年の6月から一部の従業員を対象に実証実験を開始しています。

                 

                従業員に名札型ウエアラブルセンサーを装着してもらい、そこから取得した行動データをAIが分析、職場でのコミュニケーションや行動、時間の使い方など、各個人の幸福感向上についてのアドバイスを自動作成し、配信しています。

                 

                社員はそのアドバイスをスマートフォンなどで確認をして、日々の職場での行動に活かしていきます。

                 

                例えば、「最近、総務部のAさんと会っていないので、実際にデスクに行って会話してみましょう」であるとか、「上司のBさんと夕方に話すのがオススメです」といった具合に、職場でのコミュニケーションや時間の使い方を具体的に示します。

                 

                このアドバイスを実行することで、各個人が幸福感を高めることができるそうです。

                 

                その

                 

                JUGEMテーマ:ビジネス

                Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:13 | - | - | - | - |
                中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その3
                0

                  人工知能によるQ&A自動応答サービス

                   

                  エクスウェアが提供する企業向けのチャットボードサービスの「TalkQA」では、AIを組み込み、お客様からの問い合わせに24時間にAIが自動応答するサービスを提供しています。

                   

                  最近、企業のインターネットショッピングサイトなどでも「不明点があったらチャットで質問してください」と表示されている時がありますが、実際質問してみると、人間が応答しているように的確な回答が返ってきます。

                   

                  実は人間ではなくAIがそれを担っていることも多いのです。


                  これは、応答予測学習をAIにさせているのです。予測されるお問い合わせ内容と回答内容をAIに学習させて、その業務に適合するAIを作り上げていっているのです。そして、その経験は蓄積をし続けて、応答能力は向上していく一方となります。


                  一般消費者向けの問い合わせ業務がある企業だけでなく、社内のICTシステムのヘルプデスクや他部門からの問い合わせを受けることが多い総務部門など、ある一定規模以上の会社であれば、活用場所が社内にもあるのではないかと思います。
                   

                  その4へ続く

                   

                  JUGEMテーマ:ビジネス

                  Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:13 | - | - | - | - |
                  中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その2
                  0

                    感情認識パーソナルロボットPeper


                    皆さんが見たことがある身近なAIを活用したものとしては、ソフトバンクのPepperではないかでしょうか。様々なイベントやメディアにも取り上げられていますので、誰もが知っているロボットになります。

                     

                    PepperにはクラウドAIが搭載されていて、人間の話していることをAIが認識して会話を行ったり、相手の顔を認識したり、インターネットから情報を探してきて、天気やニュースなどを教えてくれます。

                     

                    人間のコミュニケーションを司る脳の働きをAIが行なっており、ちょっとした話し相手をしてくれます。

                     

                    Peperは20万円程度で購入でき、維持費は月額3万円程度となります。これを動かすアプリケーション開発環境は公開されていますので、様々なカスタマイズをPepperにすることができます。例えば、受付、接客、介護、外国人対応などもPepperが出来るようになっていますので、皆様の会社でも活躍できる場面は多そうです。

                     

                    その3に続く

                     

                    JUGEMテーマ:ビジネス

                    Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:13 | - | - | - | - |
                    中小企業のシンギュラリティ・人工知能の活用法 その1
                    0

                      AIがどの企業でも活用できる時代へ

                       

                      AI(人工知能)は、今を遡ること30年以上前からあった単語ですが、ここ最近、脚光を浴び始めています。

                       

                      以前のAIは各企業や大学が研究の一環で開発に取り組んでいるものがほとんどでした。しかしながら、CPU(中央演算装置)の劇的な進化と、クラウドサービスによるコンピューター資源の価格下落により、以前では数百億円を投入しなければ出来なかったAI開発や導入が、わずかなコストでできるようになりました。

                       

                      このことにより、一気に実用段階に入ったのです。今回は、AIがどのような場面で活用されているかを紹介していきたいと思います。

                       

                      その2に続く

                       

                      JUGEMテーマ:ビジネス

                      Posted by : 日本クラウドコンピューティング(株) 清水 圭一 | シンギュラリティ・人工知能・AI | 02:12 | - | - | - | - |
                      TOP